「Teachable MachineでAIゲームを作ろう」にようこそ!

本テキストについて

この教材では「AI」や「機械学習」という言葉はよく聞くけれど、もっと具体的なことを知りたいという方に向け、実際に手を動かしながら自分だけのAIを作り、Raspberry Pi 上で動かす方法を紹介します。

前提知識

本コースは、ラズパイでのターミナル操作、プログラミング方法に関する基本知識がある方を対象に書かれています。ラズパイに触るのがはじめての場合、以下のコースをあらかじめ受講することをオススメします。

また、本コースではPythonというプログラミング言語を使ったサンプルコードが登場しますが、とにかく作って体験することを目的としているため、Pythonの文法に関しては、以下のテキストで学習することをオススメします。

コードを読み解きたい場合はPythonプログラミングの基礎知識が必要となります。ですが、基本的にはコピー&ペーストだけで一通り体験することが出来るため必須ではありません。

必要なモノ

本コースの内容を実際に試すには、次のモノが必要となります。手を動かして学びたい方はあらかじめ用意した上で始めましょう。モノの選定に不安がある場合は、ツクレルマイPCのご購入をオススメします。テキストの動作確認にはRaspberry Pi OS [Legacy] Desktop 2022-01-28を使用しております。Raspberry Pi OSの最新版 (Bullseye) では動作しない箇所があるためご注意ください。

  1. Raspberry Pi 4B
  2. Picameraモジュール または USBカメラ
  3. 16G以上のmicroSDカード
  4. Raspberry Pi用電源 USBタイプC
  5. HDMI to MicroHDMIケーブル
  6. HDMIディスプレイ
  7. キーボード
  8. マウス

教材の購入先

本教材はツクレル PIY SHOPにて購入できます。また、「ツクレルマイPC」もしくは「マイPC教材だけセット」を既にお持ちの方は、追加料金なしで自動的にこの教材が配信されます。

修了証の発行について

本教材は、教材の最後にある修了テストを受けることで修了証の発行ができます。
ぜひ、教材を一通り受講されたあとに挑戦してみてください。

目次

はじめに

昨今では「AIによって◯◯が可能になった」「AIを活用した◯◯が登場」そんなフレーズを聞くのも珍しくなくなりました。AI、つまり人工知能はスマホや家電などにも活用されており、ます...

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1章 指の方向を判別するAIを自作しよう

本章では、スネークゲームをジェスチャーで操作するため、カメラに映った手から、どの方向に指を差しているか判別するAIを作ります。以下のようなイメージです。本章の学習...

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2章 AIをラズパイで動かしてみよう

本章では出力したモデルをRaspberry Pi上で動かします。WEBブラウザ上で確認していたモデルは TensorFlow.js 形式のモデルとなります。一方で出力したモデルは...

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3章 スネークAIゲームを作ろう

本章では、いよいよジェスチャーで操作するスネークゲーム、スネークAI (eye) ゲームを作ります。アプリケーションの完成イメージはこちらです。ボタンなどを押さず...

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4章 じゃんけんの手をAIで判別しよう

本章からは、Teachable Machineの画像プロジェクトを使ったもう一つの例として、AIカメラとじゃんけんで対決するゲームを作成します。完成したゲームのイメージは...

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5章 じゃんけんAIゲームを作ろう

ここからはPygameを使ってじゃんけんAI (eye) ゲームのプログラミングに取り組みます。プログラミングの準備はじめに、ゲームに必要となる画像ファイルのダウ...

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おわりに

本コースではTeachable Machineを使ってAIを自作し、ゲームに組み込みRaspberry Pi上で動かす体験をしました。実際に触れてみることで、今までよりもずっと具...

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