目次
「ラズパイとカメラでデータ収集をしよう」へようこそ!
本コースについて
この教材は画像処理によるLEDランプの点灯検知、OCRによるISBN読取、メーターの読み取り等の豊富な実装例を通して、OpenCVを活用できるようになることを目指した教材です。
前提知識
本コースは、ラズパイでのターミナル操作、プログラミング方法に関する基本知識がある方を対象に書かれています。ラズパイに触るのがはじめての場合、以下のコースをあらかじめ受講してください。特にテキストではカメラを扱うため「Raspberry Pi 入門」の5章「カメラを活用する」が完了していることが前提となります。
また、本コースではPythonというプログラミング言語を使ったサンプルコードが登場しますが、とにかく作って体験することを目的としているため、Pythonの文法に関しては、以下のテキストで学習することをオススメします。
必要なもの
本コースの内容を実際に試すには、次のモノが必要となります。手を動かして学びたい方はあらかじめ用意した上で始めましょう。なお、テキストの動作確認にはRaspberry Pi OS [Legacy] Desktop 2022-01-28を使用しております。Raspberry Pi OSの最新版 (Bullseye) では動作しない可能性がありますのでご注意ください。
- Raspberry Pi 4B
- 16G以上のSDカード (OS書き込み済)
- 電源用ACアダプタ USB TypeC
- HDMI端子付きのディスプレイ (テレビで代用可)
- HDMI to microHDMIケーブル
- キーボード
- マウス
- Picameraモジュール または USBカメラ
質問があるとき
教材に関して分からないことがあるときは、ツクレルフォーラムに質問しましょう。ツクレル教材のアカウントがあれば誰でもログインでき、投稿やコメントすることができます。
ぜひ質問だけでなく他の方の疑問にも回答してみてください。
目次
1章 はじめに
画像処理をはじめようこの教材はRaspberry PiとOpenCVによる画像処理を用いて、現実世界の様々な情報収集の自動化を目的とした教材です。本章では教材で扱う内容に...
続きを読む2章 開発環境の構築
環境構築の概要本章ではOpenCVをはじめとして、ラズパイ上で画像処理を行うための環境構築を行います。ラズパイのターミナルを開き、各コマンドを順番に実行していきましょう。...
続きを読む3章 OpenCVの初歩
本章の概要PythonでOpenCVを扱うため、いくつかの基本的な機能について触れていきます。具体的には、画像の読み込み、処理、表示、そして出力を行う方法を解説していきま...
続きを読む4章 LEDの点灯検知
本章で取り組むこと本章では画像処理を使ってLEDランプの点灯を検知する方法について学びます。LEDに限りませんが、ランプは人に何らかの状況を知らせるためのインジケーターと...
続きを読む5章 OCRによるISBN読取
本章で取り組むこと本章では書籍の識別番号である「ISBN」の読み取りを題材に、OCR (光学文字認識) に取り組みます。学んだ内容は、例えばカード番号やレシートの読み取り...
続きを読む6章 メーターの読み取り
本章では、メーター読み取りの例として7セグLEDの認識に取り組みます。今までの画像処理アプリケーションについても同じことが言えますが、目的は目視による情報確認の自動化と、継続的に...
続きを読む7章 QRコードの認識
本章では画像処理を用いたQRコードの認識方法について学びます。例えば備品にQRコードをつけて管理するといった用途に応用することができます。また、情報の取得を行うだけでなく、映像の...
続きを読む8章 おわりに
本コースではRaspberry PiとOpenCVを組み合わせ、情報収集を自動化する様々なアプリケーションの実装に取り組みました。現実の問題に画像処理を使ってどのようにアプローチ...
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